情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

4P-07
ESRGANによるボクセルモデルの超解像
○植田涼介,村木祐太(阪工大)
3DCGの表現手法として,同一の立方体を組み合わせるボクセル表現がある.ボクセル表現は集合演算が単純であり,不規則な形状の表現に適していることからMRIやCTのような医療分野で利用される.しかし高精度なモデルは膨大なボクセルを必要とし,作成に手間がかかる.ボクセルモデルの高解像度化手法として,2次元超解像手法であるSRGANを3次元用に拡張した手法がある.しかし生成モデルには,ボクセルの欠損のような問題点が見られる.そこで本研究では,SRGANより精度の高いESRGANを3次元用に拡張することで高精度な超解像を実現する.さらに,欠損領域に対して補間手法を施すことで精度向上を図る.