情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

4P-04
機械学習を用いた卒業アルバム制作におけるレイアウト支援の一手法
○梶原 晃,村木祐太,佐野睦夫(阪工大),福田和志,和田健太郎(ダイコロ)
卒業アルバムのレイアウト工程は,デザイナによって手作業で行われるため,多くの労力が必要となる.本研究では,機械学習を用いた卒業アルバム制作におけるレイアウト支援の一手法を提案する.提案手法では,1ページ内に配置する写真を入力することで,複数のレイアウト例を生成する.レイアウト生成は,独自の学習データから得られた生成モデルを利用する.学習データは,複数のレイアウトデータからなり,1データはページ内に配置されている写真の位置と大きさ,視覚的特徴を反映したラベルで構成される.ラベルは,配置に影響を与えると考えられる写真内の人物の人数や顔の向き,被写体の位置などの情報を基に付与される.