情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

4L-04
学校給食献立自動作成をねらいとした食材・調味料の分類に基づく料理間類似度算出手法
○劉 雅婷,目片悠貴,片桐英樹(神奈川大)
学校給食では,食育の観点から,多様な食材と味を経験できるように料理を提供する.このため,学校給食の献立作成では,食材と調味料の両観点から料理の多様性を考慮する必要がある.先行研究では,食材と主調味料に焦点を当て,料理間類似度を算出した.しかし,同一食材・調味料のみに基づく料理間類似度の算出を行っており,食材・調味料間の類似性が考慮されないことが課題であった.本研究では,主食材・調味料の分類の観点を加えることで,より人間の感覚に近い料理間類似度算出を試みた.料理に含まれる主食材・調味料の分類に基づく料理ベクトルを作成し,類似度を算出した.提案手法により,料理様式の近い料理間の類似度が高まった.