情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

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郡上おどりのメタバース化の可能性について
○平田美歩,佐々木喜一郎(岐阜協立大)
岐阜県郡上市八幡町には郡上おどりという江戸時代から続く伝統的な踊りがあり、2023年の郡上踊り期間中には、のべ30万900人程度が参加した。一方、郡上踊り期間中におどり櫓にあがりお囃子を行う郡上踊り保存会は60人程度いるが、9割が60~90代の高齢者であり後継者不足が深刻な課題となっている。そこで本研究では、メタバースに対応した新たなデジタルコンテンツの制作により、貴重な史資料の保存と活用を促進し、祭りの継承と活性化を目指した。本稿では、課題に対しての取り組みについて報告し、今後の展望についても述べる。