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乗合タクシーにおけるモニターを利用した地域情報の提示とその効果
○吉田彩乃,小林重人(札幌市立大)
バス路線等の廃止により公共交通不便地域が増えていることから免許返納した高齢者を利用者とした乗合タクシーの需要が高まっている。乗合タクシーでは同乗者が知り合いではない場合もあり、車内が混み合う際には狭い空間で知り合いではない人と一定時間過ごさなければならず,利用者が気まずさを感じることがある。
そこで本研究では、タクシーの後部座席にモニターを設置し、そのモニターに地域の店舗や施設情報,歴史などを提示することで、利用者間の会話の発生の有無や乗車時の不快感の低減につながるか実験を行った。情報提示を対象となる店舗や施設にタクシーが接近するタイミングで行うことで,利用者の情報への関心を高めるよう工夫した。