情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

4D-03
リアルタイムを維持できるスライスの通信容量の評価
○青木 寛,山口真司,長谷川晃朗,樫原 茂,横山浩之(ATR)
製造現場や医療現場等では,センサーノード品質管理のための画像情報や製造過程でのデータ,バイタル情報など,バースト的なアップリンクトラフィックを発生させる機器が多数存在するほか,各種機器の状態を把握するためのセンサーノードのような定期的にパケットを一定間隔で送信する機器も多数存在する.このような状況では,予期せぬタイミングで通信衝突が起きて通信のリアルタイム性を損なう可能性がある.それを避けるためには各機器に帯域制限を付加し,同一チャネルの通信量がリアルタイム性を維持できる通信容量を超えないようにすることが考えられる.本稿ではリアルタイム性を維持できる通信容量の範囲を評価した結果を報告する.