4D-01
共通部分の削除によるルールリスト最適化法
○渕野 敬,田中 賢(神奈川大),原田崇司(高知工科大),三河賢治(前橋工科大)
ルールリストを用いたパケット分類では,パケットとルールとの比較回数が増加すると通信の遅延の増加につながる.そこで,遅延を最小化するルールリストを求める問題が研究されている.この問題はNP困難であることが知られていおり,様々な発見的解法が提案されている.一般にルールリストに含まれるルール数が少ない方が遅延が小さくなることから,多くの発見的解法では,与えられたルールリストのルールを併合しルール数を減らしている.本稿では,与えられたルールリストの重複関係を削除し,優先的に処理すべきパケットの集合に合致するルールを生成する再構築法を提案する.