4C-02
テーブル型3Dディスプレイにおけるプロジェクタ配列と光線再生像に関する考察
○吉田俊介(京都橘大)
著者らはテーブル面より下に配列した多数のプロジェクタと,すり鉢状の光学素子を含む幾つかの光学系によって,テーブル面上に浮かび上がるように裸眼で全周360度から立体映像を観察可能なテーブル型3Dディスプレイをこれまでに開発した.
本原理では立体映像を構成する光線群が放射される場所(光線源)が,円周方向に大量かつ密に必要であるが,所望する像の大きさ・解像度に対して,どの程度の光線源が真に必要であるのかは未だ明らかでない.
そこで本研究では,光線源の配列密度や投射する光線数と観察像との関係を調べ,光路に挿入する円筒鏡のパラメータがどのような形で画質に現れるのか,考察したので報告する.