4B-05
視覚刺激による認知情報処理を伴うスキル実践時の脳活動に関する一考察
○山田雅敏(常葉大),高田亮介(東大)
人工知能の観点からスキル実践と言語使用の関係性を明らかにするために,本研究では視覚刺激による認知情報処理を伴うスキル実践時の脳活動について考察することを目的とした.方法として,被験者10名に対して赤色と青色がランダムに表示される知覚反応テストを受けるように教示した.そして,赤円・青円どちらが表示されても「はい」と発話する場合をコントロールタスク(CT),赤丸が表示された場合には「赤(あか)」,青丸が表示されたときには「青(あお)」と発話する場合をターゲットタスク(TT)として,2つのタスク時の脳活動を生理学的に検証した.その結果,両タスクともに左脳と右脳の賦活が連動している傾向が認められた.