情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

2ZL-02
河川3D表示による秋田県芋川の氾濫予測と河川監視システムの提案
○髙橋勘太,岡本祥之介,森田純恵(秋田県大)
近年日本において、豪雨による氾濫・水害は大きく、秋田県も例外ではない。国土交通省や各自治体が提供する防災システムのデジタル化が急速に進化する中、現実的には、豪雨時に最新の河川状況をタイムリーに知ることは難しく、現場確認の人手や移動時間により避難指示に遅れが生じ、その被害を大きくしている。本研究の仮説は、豪雨時にリアルタイムで河川状況を遠隔監視できれば、迅速に避難指示を出すことができるとする。河川水位のカメラ画像をアルタイムで監視センターへ送信、河川の3D表示による氾濫予測と遠隔監視が可能なシステムを提案する。尚、通信方式はIEEE802.11ahを適用、従来のLPWA方式に比べて優位であることを示す実証実験を行う。