2ZK-07
文化財VRコンテンツにおける移動ルート設定が興味・理解に与える影響について
○池田裕翔,中下 樹,横堀悠真,杉山英介,飯田大樹,坂内悦子,長澤可也,井上道哉(湘南工科大)
近年ではVRゴーグルを用いて、仮想空間上に埋蔵文化財を復元し、あたかも当時にタイムスリップしたかのような体験が可能となる文化財コンテンツが提供されはじめている。VRでは仮想空間のため、体験者は現実のように自由に文化財を巡ることができるが、文化財に関する知識や興味を得るには、博物館などのように巡回ルートを設定し順序立てて説明をするほうが効率が良いと考えた。本研究では、2023年に鎌倉市と共働で制作したVRコンテンツ「VR北条義時法華堂」を用いて、仮想空間を自由に移動できる場合と、移動ルートを指定し自動で解説が再生される場合で、体験者の理解度と興味が変化するか、検証を行った。