2ZJ-06
接触確認アプリの運用終了に関する国際比較 - COCOAはいつ終了すべきだったか?
○亀井雄貴,田邉 渉,安藤来波,大津祐貴,市川 学(芝浦工大),奥村貴史(北見工大)
2019年の新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて,世界各国で接触検知アプリが運用され,日本でもCOCOAが運用された.運用の実態は様々であり,COCOAのように感染流行の途中で終了したアプリもあれば,WHOによる終息宣言まで運用されたアプリも存在する.しかし,その後の日本の感染状況を鑑みると,COCOAの途中終了は妥当ではなかった可能性がある.そこで本稿では,世界の接触検知アプリの調査結果を基に技術仕様や運用状況等からCOCOAを分類し,類似しているアプリの間で運用終了後の感染状況を比較することにより,COCOAの運用終了タイミングとその判断の妥当性を論じる.