情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

2ZF-02
ユーザの梱包形状作成作業を最小化するような段ボールの再構成手法
○小山和紀,鳴海紘也,高木 健,河瀬康志,Ari Hautasaari,川原圭博(東大)
本研究では、段ボール箱を再構成して郵送物が正確にフィットするような梱包形状を作成する手法を提案する。郵送物の3Dモデルと再利用する段ボールの寸法を入力すると、提案ソフトウェアが自動的に最小限の労力で作成できる展開図とそのレイアウトを提示する。本提案の鍵となるのはユーザが形状を作成する際の負荷の最小化であり、再利用する段ボールの展開図上のエッジを活用することでカットや折りを最小にする最適化アルゴリズムを実装した。本稿では入力したモデルや最適化アルゴリズムによって計算された最適な結果を提示するGUIの実装し、最適化による3つのデザイン例によって本提案のデモンストレーションを行った。