2ZE-07
ロボットアバターを介したテキストチャットの返信待ち時間のモデル化と体感遅延の評価
○中村康嵩,原田誠一,佐久間拓人,加藤昇平(名工大)
本研究はロボットアバターを介したテキストチャット時に同時実行性を表現し,遠隔の話し相手の存在感強化を目指す.本発表では,相手の返信を待つ時間をモデル化し,ロボットのジェスチャを介した返信待ち時間における体感遅延の緩和手法を検討した.文字情報によるメッセージの入力状況提示が体感遅延を緩和させた関連研究より,非言語情報であるジェスチャでも同様の効果が期待される.実験では,2種類のロボットの返信速度を被験者に弁別させた.被験者への呈示刺激は,チャットログより数理モデル化した返信待ち時間を用い設計した.体感遅延を測定することで,ジェスチャの有無がテキストチャット時の返信を待つ感覚に与える影響を検証する.