情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

2ZE-06
思考過程の発話に対する聞き手の影響
○山之内七穂,今野 将(千葉工大)
あるアイデアを社会に実装しようとするとき、必ずそのアイデアについて試行錯誤しながら考える。試行錯誤の際、我々は自らの思考を客観化し再解釈するためにスケッチや発話によって外在化することが多い。これまでに筆者らは、創造的課題において聞き手の存在・動作を要因とした思考過程の発話および成果物説明に対する主観的評価への影響を実験的に検討した。この実験中の発話は、D.A. SchonのいうReflection in actionの発話による外在化である。本稿では、実験中の発話を文字起こしし、ロボットの聞き手が思考過程に対して与えた影響について発言内容に着目した分析を行った。