情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

2ZC-07
水産資源調査の自動化に向けた魚種・魚体長推定システムの開発と有効性検証
○鈴木智也,加藤拓也,水野大祐,長谷川達人(福井大),仲野大地,梶原大郁(福井県水産試験場)
日本では持続的に水産資源を利用するため,水産資源調査・評価を行っている.調査の一つに漁獲物の体長測定があり,現在は手作業により行われているため手間がかかるという問題がある.そこで深層学習等を用いた自動化を行うことで問題の解決を図る.
既に深層学習を用いて魚種判別や魚のキーポイント検出を行う研究はある.しかし,魚の撮影から推定、結果の表示までを一体化したシステムは開発されていない.
本稿では,魚種・魚体長推定システムの開発及び,実際の計測現場における有効性の検証を行い,その結果を報告する.