情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

2ZC-01
RGBカメラとMediaPipeを用いた伝統工芸に関わる後継者育成のための手先動作の3Dモデル化および多視点再生システム
○小高大和(電機大),野中健一(立教大),岩井将行(電機大)
現代の日本では、伝統工芸の技術継承における後継者不足が深刻な問題となっている。
そこで本研究では、MediaPipeとRGBカメラを組み合わせ、伝統工芸作家の手先の動きをリアルタイムに捉え、3Dモデルとして保存し、多視点で再生可能なシステムを提案する。
このシステムを活用することで、後継者は伝統工芸作家の手の動きを異なる角度から観察することが可能となり、視覚的な学習が促進され、深い理解を得ることを可能となる。
同時に、デジタルアーカイブ化によって、保存された伝統工芸の技法を未来の世代と共有可能とし、伝統工芸の技法や手法がデジタル形式で永続的にアクセスできる環境を提供することが期待される。