情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

2ZB-01
アラート通知自動識別によるネットワーク障害対応支援システムのログ機能の実装
○湯川 諒,水谷后宏,井口信和(近畿大),那須宣亮,松山浩士(サイバーリンクス)
ネットワークシステムの高度化・複雑化に伴い,ネットワーク運用保守の強化が求められる.しかし,現状のネットワーク監視ツールは,障害を検知すると些細な事象でもアラートを通知する設定のため,アラート通知のトラブル推定は大きな負担が伴う.そこで,障害対応における作業負担の軽減を目的にネットワーク障害対応支援システムを開発している.今回はアラート通知の自動識別処理を補完するログ機能を実装した.本機能は分類・推論サーバによるアラート通知の自動識別処理のログを取得する.本機能により,アラート通知の識別結果を可視化し,ネットワーク運用保守作業における確認と対応が必要なアラート通知の見逃しの防止を可能とする.