2ZA-04
階層構造を持つ屋内のデジタルツインの構築に向けた歩行可能空間の推定に関する研究
○土井侑也,中原匡哉(大阪電通大)
我が国では,現実世界の形状や情報をデジタル上に再現し,シミュレーション可能なデジタルツインの構築に取り組んでいる.構築にあたり,レーザ計測機器で計測した点群データからモデリングする方法が検討されている.モデリングの際には,シミュレートする車両や歩行者が移動可能な空間を自動で設定する技術が必須である.既存研究では,床と壁面を計測した点群データを対象に
近似平面を推定することで階段を含む歩行可能な空間を推定できる.しかし,
計測データ中に天井も含まれている場合,天井を床と誤推定する課題がある.
そこで,本研究では,床や天井といった階層構造を持つ点群データを対象に
歩行可能な空間を抽出する手法を提案する.