情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

2Y-09
加速度センサを用いた卓球ボールのバウンド位置の推定
○竹内雅貴,竹内義則(大同大)
本研究では,卓球台に設置した加速度センサを用いて,卓球ボールのバウンド位置検出を目的とする.バウンド位置推定方法として,卓球台の半面の四隅の裏側に1個ずつ加速度センサを配置する.ボールがバウンドした時に発生する振動を4個のセンサが検知し,検知時間の差を用いてバウンドした場所を特定する.卓球台の半面を20分割する.すべてのエリアで10回ずつバウンドさせ,判定用の時間差を記録する.バウンドを検出した際に,記録された時間差に最も近いエリアをバウンド位置と推定する.バウンド位置を推定する実験を行った.その結果,推定したエリアと完全に一致した判定が75.5%,隣のエリアも正解に含めると95.5%であった.