2Y-01
IRSの反射位相パターン最適化における計算量削減に関する一検討
○熊代壮晟,森 友絃,木崎一廣,藤橋卓也,猿渡俊介,渡辺 尚(阪大)
6Gを実現する無線通信技術の1つとして知的反射平面(Intelligent Reflecting Surface: IRS)が注目を集めている.IRSは無線送受信端末間に配置され,各反射素子は送信端末が送信した電波の方向や位相を任意に変更して反射することによって,送受信端末間に理想的な無線チャネルを提供することが可能となる.しかし,IRSは多くの反射素子をもつため,その反射位相パターンの最適化には膨大な計算量を要する.本稿では,IRSの反射位相パターン最適化における計算量を削減するための手法として山登り法を基に検討する.また,検討手法の基本性能を検証するために実施したシミュレーション評価についても述べる.