情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

2W-05
沖縄観光と経済の専門知識を付与したChatBotの試作
○朝比奈太郎,澤崎夏希,遠藤聡志(琉球大)
ChatGPTなどの大規模言語モデル(LLM)は一般的な質問に対応できるが、専門的な知識を必要とする回答の生成には課題が残る。例えば、沖縄県における将来の観光需要予測をChatGPTと討論するなどである。そこで、沖縄観光に関する専門紙「観光とけいざい」10年分の記事データを用いて、LLMが専門知識を参照しユーザーが求める回答を生成するChatBotを試作する。さらに、記事データに時系列情報を付与することで、対話の時間に関する不整合をなくし、例えば年間観光客数の推移などを扱えるようにする。また、専門知識の有無や、文法構造の正しさに関する評価方法でChatBotの性能を定性的に評価する。