2W-02
新語を含む単語分割のためのストリーム型能動学習における獲得関数の強化学習
○脇 一晟,堅田 俊,武田 龍,駒谷和範(阪大)
対話システムが対話中にユーザから確認結果を得ることで,その性能を継続的に向上させられると望ましい.この際,ユーザの印象を考慮すると,その確認回数は最小限に留めたい.本研究では,新語を含む文の単語分割を題材として,この問題をストリーム型能動学習として捉え,より少ない正解データで単語分割器の性能向上を図る.データは逐次的に提示されるため,その正解を得るか否かを決定する獲得関数を,強化学習により得る.獲得関数の入力には単語分割器の確信度などを用い,その分割精度の変化を報酬とする.評価実験では,学習時とは異なるストリームを入力として,得られた獲得関数による分割精度の推移をベースラインと比較する.