情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

2S-08
個人出現率が低い人物を可視化する写真撮影支援手法の提案
○元村愛美,五十嵐悠紀(お茶の水女子大)
イベント時に撮影した写真からアルバムを制作する過程では,各人物のアルバムへの登場率が均等になるよう配慮する必要があり,そのためには各人物の良質な写真が一定枚数以上求められる.しかし,イベント中に撮影者が個々の人物の撮影情報を常に把握しておくことは困難である.本稿では,各人物の撮影回数や写真への写り方を評価した値を「個人出現率」と定義して,これが相対的に低い人物をカメラで検知した場合に可視化する.これにより,撮影者は良質な写真が少ない人物を確認した場合にその場で対処できるため,撮影終了後のアルバム制作過程で特定の人物の写真が不足する事態を回避できる.