2S-07
Split Depth Effectによる錯視画像の自動生成
○佐々谷厚生,梶原 晃,村木祐太(阪工大)
Split Depth Effectとは,画像に2本の線を描画し,平面上に立体感を表現する錯視効果である.錯視画像の作成では,線と被写体の奥行きに注意しながら線を描画する必要があり,手間と熟練した知識を要する.従来手法では自動で線を生成する手法が提案されているが,入力データが多いことや出力画像に違和感が生じること,線と被写体の前後関係が不明確な問題がある.そこで本研究では,単一画像を入力とし,事前調査から導出された計算式を用いて線の位置や幅を決定する.その後,深度推定から深度情報を取得し,線と被写体の深度情報の関係を用いて線の位置調整を行う.これにより,高精度な錯視画像の自動生成を実現する.