2S-04
物体の占有面積と黄金比との類似度を用いた画像評価指標
○小野 悠(東京都市大),浦西友樹(阪大),鳴海紘也(東大)
本研究は、人間による画像評価と黄金比の関係の解明、画像評価の効率化、リアルタイムでの最適な構図の提示を目的とし、画像評価指標の一つとして対象の2次元形状と黄金比との類似度によって定める黄金比度を提案する。具体的には、与えられた撮影画像の構図の良さを評価するための指標として、物体の画像における占有面積比と黄金比との類似度を利用する。提案手法では、セグメンテーションを用いて画像内の物体を検出および分類し、物体の占有領域の面積を計測し、占有領域の面積比と黄金比との類似度を構図の評価値とする。本発表では提案手法による画像評価の結果について報告し、考察を行う。