少子高齢化により、介護を必要とする高齢者が増加する一方、介護職員は不足している。そこで、最新技術の応用に注目が集まり、近年では介護ロボットなどの普及も進んできた。しかし、現状の会話ロボットのレスポンスは遅く、定型文での会話となっている。
そこで本研究では、OpenAIのAPI（GPT3.5-turbo）と合成音声を組み合わせたインタラクティブな対話を可能とする音声会話AIを構築した。その音声会話AIをデイサービスの高齢者を対象に、Amazon Recognitionの表情分析を活用して、効果の検証を行った。その結果、率直な感情を吐露できる対象として、音声会話AIが認知されていると評価できた。