2P-03
任意視点における直接・大域成分分離と質感編集
○松藤憲吾,石 林,川原 僚,岡部孝弘(九工大)
光源に照らされたシーンを鏡面反射や拡散反射などの直接成分と相互反射や表面下散乱などの大域成分に分離することは,画像の理解・認識・生成に有用である.従来手法では,新規視点での分離は困難であり,既知視点でも少数画像からの分離は精度が低い.そこで本稿では,NeRFに基づいて,比較的少数の多視点画像から任意視点における直接・大域成分の画像を生成する手法を提案する.提案手法では,同軸のプロジェクタ-カメラシステムを用いて,被写体またはシステムを動かしながらパターン光を投影して撮影した画像から,シーンの密度と成分ごとの輝度を復元する.実画像を用いた実験を行い,提案手法の有効性と質感編集への有用性を示す.