情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

2N-02
ROI符号化を活用したゲームキャラクタ領域の映像品質制御の研究
○澤登光弘(創価大),清原良三(神奈川工科大),寺島美昭(創価大)
近年、コンピュータゲームのストリーミング配信は人気だが、視聴者はデータ通信量と料金の負担が大きいため、低品質な映像視聴を余儀なくされる。本研究では、ゲーム映像のキャラクタ領域の画質劣化を抑制する目的で、キャラクタ領域の量子化パラメータを調整するROI符号化によって、同じデータ量でその領域の映像品質を向上させる手法を提案する。提案手法では,キャラクタ領域を独自学習した物体検出モデルから取得する.本稿では,量子化パラメータの調整方法について,ゲームデザインに基づく調整の効果や、映像内のキャラクタ数やその大きさを考慮した調査を行い,その結果を基に配信システムを実装し,評価した.