情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

2M-08
空間索引を用いたS-FINCHの高速化
○牛尼索造(筑波大),藤原靖宏(NTT),塩川浩昭(筑波大)
S-FINCH はデータストリームに対する階層型クラスタリング手法である.しかし,S-FINCHはクラスタイリングのために近傍探索を繰り返し実行する必要があるため,大規模なデータセットに対して膨大な計算コストを必要とする問題がある.そこで本稿ではS-FINCHの高速化手法を提案する.提案手法は空間索引を用いることでS-FINCHが実行する近傍探索の計算コストを削減する.本稿では実データを用いた評価実験により,提案手法が従来のS-FINCHよりであり,クラスタリング精度を損わないことを確認した.