情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

2M-04
mCK検索問題における独立性と被覆性のある代表解の列挙
○塙 雪耶,大森 匡,藤田秀之,新谷隆彦(電通大)
位置情報つきデータ集合上のm-近接キーワード検索問題(mCK問題)とは,各データが緯度経度情報と内容キーワードを持つとき,キーワードm個を問い合わせQとおいて,Qを満たす高々m個のデータの集合Oでその要素が相互に最も距離的に近接しているものOoptを求める問題である.Oの要素間の近接度は,Oに属す任意2点間距離の最大値で表され,これをOの直径と呼ぶ.一般に直径の小さい順に上位K個のmCK解を求めると地図上の数か所の領域に解が偏在する.本稿では,mCK問題において,DrosouらのDisC diversityに基づき,独立性と被覆性のある代表解を列挙する手法を報告する.