情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

2L-04
生産シミュレーションを用いた生産計画最適化システムの提案と実装
○村山真央,伊藤暢浩,大塚孝信(名工大)
近年の社会情勢により,製造業における原材料価格が高騰している.また,世界的に脱炭素社会の実現に向けた取り組みが活発化している.このような背景から,製造業では生産効率を向上させることで製造費用やエネルギー使用量を抑える必要がある.そこで本研究では,生産効率低下の原因となる生産ラインにおける製品の滞留を減らすことを目的として,設備稼働率を平準化する生産計画の立案を行う.そのために生産ラインシミュレーションを用いて,製品の投入時間と投入順序を考慮した生産計画を最適化するシステムの提案と実装を行った.また評価実験により,実際の工場での生産計画と比較して滞留が削減できることを示した.