情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

2H-05
高等学校「情報Ⅰ」における「情報デザイン」と「データの活用」を連携する授業 −情報デザインの観点での評価基準の提案−
○林 宏樹(兵庫県大),渡辺博芳(電通大)
2022年度より高等学校では「情報Ⅰ」が実施されており,様々な授業実践が取り組まれるようになった.本研究では,統計ポスターを題材とした「データの活用」と「情報デザイン」を連携させた授業の成果物に対して,「情報デザイン」に着目した評価基準を提案する.「情報デザイン」における評価の観点として,判断力による観点とレイアウトや配色に関する観点の評価基準を設定した.提案した評価基準を用いて,2022年度の授業における成果物を評価したところ,判断力が高まる学習効果は示されたが,レイアウトや配色に関するデザイン力については課題があることが明らかとなった.