情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

2G-02
標準規格を用いたPersonal Health Recordの開発と社会実装の取組み
○山下貴範,佐藤直市(九大),吉田真弓,山本隆一(医療情報システム開発センター),増田 剛,小西由貴範(ケーアイエス),高杉 聡,石垣雅晴(電通),清水 章,大黒勇一郎(翔薬),中島直樹(九大)
本邦の社会的課題である超少子高齢社会、頻発する災害やパンデミック、医療機関から個人への情報主権の移行の核心ツールとして、Personal Health Record(スマートフォンの自己健康管理アプリ:PHR)が注目されている。
2022年10月、内閣官房に医療DX推進本部が設置され、2030年までに最適な医療とWell-beingを実現することを目的としたデジタル基盤「全国医療情報プラットフォーム」の整備を推進するための工程表が策定された。
我々は2022年度、同プラットフォームと標準仕様に対応したPHR基盤を構築し、実証実験を行った。現在は、本PHRの社会実装とPHRの拡張に取り組んでいる。