情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

2E-05
eスポーツ実施中の高齢者における顔色情報を用いた感情発生区間推定法の検討
○菊地亮太,景山陽一,白井 光,石沢千佳子(秋田大),末廣健二,高橋伸明,斉藤洋樹,小林拓也(秋田ケーブルテレビ),渡邉文人,佐竹久美,佐藤直子(ALL-A)
高齢者の健康寿命延伸を目的とした取り組みとして,エレクトロニックスポーツ(eスポーツ)が注目されている.eスポーツから得られる感情を定量的に検出することは,対象のゲームをどれだけ楽しめているのかを定量的に判断する指標として活用でき,認知症予防や健康寿命延伸に向けたeスポーツの評価や改善に役立てられると考える.そこで本研究では,eスポーツから得られる感情を定量的に判断する指標の生成を目的とする.感情が発生すると血流に変化が生じ,その影響が顔色に反映される.そこで本稿では,顔色情報として頬の彩度に着目し, eスポーツ実施中の高齢者における感情発生区間を推定する手法について検討を加えた.