2E-02
日本語の難読文字検出を目的とした顔動画像解析に関する検討
○伊藤悠大,石沢千佳子,景山陽一(秋田大)
本研究は,文章を読んだ際に読者が抱いた心情・感情を自動的に収集し,各文字等に対してその感情を自動的に提示可能なシステムの開発を目的とする.これまでに,アイトラッカーから取得される視線の移動情報のみを用いることで,PC画面上に表示された文章中の読みづらいと感じた文字(難読文字)を検出する手法を明らかにした.さらに,顔動画像から得られた特徴を併用することで,難読文字をより高精度に特定できる可能性がある.また,読みづらいという心情以外の心情・感情の検出に寄与すると考える.そこで本稿では,難読文字を読む際の顔表情を識別可能な解析手法について検討を加えた.