情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

1ZL-08
ゲーミフィケーションの手法を用いたゴミの分別を促すゴミ箱の設計
○清家悠吾,吉田俊介(京都橘大)
ゴミの分別には、資源リサイクルの観点の他にも、バッテリ混入による収集車の火災や、自治体の焼却設備に応じた回収ルールの違いなど、様々な課題が含まれる。本研究では、ゴミ箱に設置するIoT機器が分類ごとのゴミの投入を検知し、行動に応じた「楽しみ」を投入者に与えることで、環境保護や分別意識の向上を試みる。「楽しみ」はゴミ箱のパネルや投入者のスマホを経由して表示がなされ、自分や他者との競争する仕組みも取り入れる。例えば、焼却能力の高い設備を持つ地区であれば燃やすゴミに対して、近隣の自治体に焼却を依頼する地区であれば資源ゴミに対してそれぞれボーナスポイントを与えるなどし、分別への積極的な気付きを与える。