情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

1ZL-01
マルチプレイヤゲームにおける量子アニーリングを用いたプレイヤ組み合わせ最適化
○戸田空伽,井上修太,戸辺義人(青学大)
多くのプレイヤの集合からグループを形成し、それらグループ同士で対戦を行う形式のゲームは多数存在する。プレイヤの数が増加するにつれて、グループ分けの組み合わせ爆発が起きうる。バランスの良い最適なグループ分けを見つけようとすると、探索にかなりの時間を要する。量子アニーリングは、量子コンピューティングの一形態であり、最適化問題を解決するための手法である。具体的には、ハミルトニアンとしてあらわされた目的関数の基底状態を、量子揺らぎを用いて求める。本研究では、マルチプレイヤゲームと最適なグループ分けの要件を定義したうえで、その組み合わせ最適化問題を、量子アニーリングを用いて解く。