1ZK-01
視線解析と深層学習を用いた顔面の部位バランスと整容性の関連分析
○上野友裕,原田利宜(和歌山大)
形成外科において,顔面形状の再建を目的とした手術では,術後の顔が男性/女性として自然に見える整容性の観点が重要である.しかし,整容性に影響を与える各部位間のボリュームや特徴の関連性に着目した研究はほぼ皆無である.本研究では,視線計測と深層学習により,顔面の部位バランスと整容性の関連を明確化することを目的とした.顔画像の整容性を評価するアンケート調査において実験協力者の視線情報を計測し,分析を行った.また,顔画像を入力として整容性を出力する深層学習モデルを構築し,モデルが獲得した特徴量の視覚化を行った.その結果,顔画像の整容性を評価する上で重要であると考えられる要素を明らかすることができた.