情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

1ZH-07
監視カメラ映像を用いた擬似的な正規化差分植生指数の計算方法に関する検討
○吉田耕平,清水郁子,乃万 了,伴 琢也(農工大)
正規化差分植生指数(Normalized Difference Vegetation Index,NDVI)は植物の状態を表す植生指数の一つであり,植物の活力を表すと言われている.
この値は,近赤外波長の反射率と可視赤波長の反射率を用いて計算するため,通常のカメラではなくマルチスペクトルカメラや専用のセンサ等を使って計測する必要がある.
可視カメラ画像から近似的に計算する手法もいくつか提案されているが,精度が十分ではない.本研究では,監視カメラの夜間の映像と昼間の映像を用いて,近似的なNDVIを計算する手法について検討した結果を報告する.
従来の可視カメラ画像から計算した植生指数と比較し,専用のセンサにより計測したNDVIとの相関が高いことを示す.