1ZG-06
ウェアラブルカメラを用いた指差呼称動作の認識に関わる基礎的研究
○野田凌志(阪経大)
我が国では、指差呼称は有効な安全対策として各業界で推奨されており、施工現場や工場などで幅広く実施されている。指差呼称とは作業の要所で作業対象に指を差し、対象の名称と状態を声に出して安全を確認する方法である。現場では、指差呼称実施の評価や形骸化防止のための仕組みが導入されている。既存手法ではスマートウォッチや加速度センサ、掛け声を認識するマイクを用いて指差呼称動作の認識が提案されているが、認識精度が低いことや複数のIoT機器を装着するため、作業の妨げになる課題がある。そこで、本研究ではウェアラブルカメラを用い、作業の妨げにならない形で指差呼称動作を高精度で認識する手法を提案する。