情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

1ZF-05
高齢者服薬支援のための姿勢推定と物体検出技術を用いた服薬動作解析システムの提案
○原田雄平,藤原克哉,水戸部一孝(秋田大)
高齢者人口の増加に伴い,記憶障害の影響で必要量以上の薬の飲みすぎや飲み忘れなどの問題が発生している.本研究では服薬動作をリアルタイムで自動判定するシステムの実現を目指している.その基礎研究として,姿勢推定ライブラリであるOpenPoseを用いたソフトウェアを開発し,ビデオカメラで撮影した服薬動作を対象として,関節位置座標の時系列データから服薬動作の特徴を分析した.さらに,服薬動作の判定条件を定め,混同行列を用いて,この判定条件の精度を評価した.また,物体検出システムであるYOLO を使用して服薬時のコップや薬の位置を検出し,服薬動作の特徴と組み合わせ,服薬動作の判定精度の向上を目指した.