情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

1ZD-02
マウスカーソルトラッキングによるWebボット検知手法の提案
○後藤雅人,高江洲舟,安原和紀,加藤志門,齋藤孝道(明大)
近年,ブラウザ上で特定の処理や情報収集を自動的に行うプログラム「Webボット」を悪用した被害が増加している.これ を検知するためにセッション情報を用いた検知方法が研究されている.しかし,既存の方法ではリアルタイム検知が難しいことが課題である.  
本論文では,マウスカーソルと教師あり機械学習モデルを用いた手法 を提案する.実験として,マウスの動きを取得できるWebサイトを作成し,データを収集した.その後,取得したデータ361個をLightGBMを用いて学習した. 結果としてボット検出可能であるほどの精度が出たが,これはデータに人間とボットで大きな差異があることが要因と考えられる.