情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

1ZB-08
4方位のリアリタイム簡易風速センシングによる体感温度予測及び簡易熱中症リスク啓蒙デジタルツインシステム
○ウラタ英寿,山嵜伶馬,丁 昭徳(電機大),渡邊渡邊(大同大),岩井将行(電機大)
熱中症は全年代に対して深刻な健康問題となっており,予防の必要性が高まっている.熱中症は,症状の自覚がないまま進行するケースも多い.したがって,熱中症予防のための客観的な情報をわかりやすく提供するシステムが有効であると考える.本研究では,センサから収集した温度,湿度,黒球温度,風速などから熱中症リスクの度合いを算出し,可視化する.風速は,複数の気圧計を使用して簡易的に計測する.また,グレゴルチュク提案のNET (net effective temperature)」を用いる.NETは相対湿度と風速を考慮しており,より現実的な体感温度が得られる予測式となる.