1ZA-07
機械学習を用いた冬期環境におけるドライバの複合生体データへの影響分析
○東海林悠斗,齋藤 敬(秋田県大)
道路幅員別交通死亡事故件数の推移を見ると,減少傾向であるものの,生活道路においては幹線道路と比較して,減少幅が小さいことが示されている.また,冬期の交通事故死亡者・負傷者数は他期より多く,積雪や路面凍結,吹雪による視界不良がドライバに与える影響は大きいと考えられる.このような冬期環境に特異的な道路状況の改善に繋げるため,本研究では,ドライビングシミュレータによる冬期環境を想定した交差点道路での実験を通じて,運転中の脳血流量,脳波,皮膚電位,筋電位,脈拍数を計測し,複合生体データに対する機械学習を用いた分析を行う.分析に際しては被験者を運転特性別に分類し,各被験者の特徴を評価結果から考察する.