情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

1Y-05
光ファイバ網監視システムにおけるLwM2Mを用いたデータ管理方式の実装
○田中雄大,國枝祐希,鈴木秀和(名城大)
筆者らは光回線の分岐点に設置される光クロージャ内にIoTデバイスを組み込むことにより,光ケーブルに流れる信号強度から障害箇所を把握できる光ファイバ網監視システムを提案している.このシステムは、センシングデータの管理を独自の方法で行っており,新たな種類のデータを追加するなどの拡張を行う場合,メッセージフォーマットの変更や,IoTデバイスやサーバのプログラムの改修が必要であった.本稿ではIoTデバイスの管理プロトコルであるLwM2M(Lightweight Machine to Machine)を光ファイバ網監視システムに実装し,改善効果について検討する.