情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

1Y-01
攻撃タイミング推定による短時間転送向けLDoS攻撃手法の提案
○野上竜杜,久末瑠紅,稲村 浩,石田繁巳(はこだて未来大)
通信プロトコルの脆弱性を悪用し,パルス状の攻撃トラフィックによりネットワークに攻撃を行う Low-rate Denial of Service(LDoS)攻撃が議論されている.LDoS攻撃手法の1つであるShrew手法は,攻撃トラフィックを送信し輻輳を発生させることで,ステルス性を保ちつつ攻撃対象の通信品質を低下させる.LDoS攻撃はパルス状の攻撃トラフィックを用いるため,短時間転送において攻撃トラフィックが正規トラフィックの送信中に送信され輻輳が起きる確率が低くなり攻撃タイミングの推定が必要となる.本稿では周期性のあるトラフィックより攻撃タイミングを決定する手法を提案し,攻撃効果の評価を行った.