1X-01
メッセージ欠損を補う大規模MQTTネットワークの構築
○小島澄夏,和田拓海,紅林勇陽(青学大),川喜田佑介(神奈川工科大),戸辺義人(青学大)
大規模で省電力な通信形態において,MQTT(Message Queuing Telemetry Transport)というメッセージプロトコルが使われている.しかし,現状のMQTTでは,大規模な通信形態で,長時間メッセージを送り続けたとき,途中でメッセージが欠損するという問題がある.そこで本研究では,長時間の通信を行う大規模ネットワークでもメッセージの欠損を補償できる信頼性の高い新たな手法を確立することを目標とし,新たな通信制御機構Xatuを提案する.Xatuでは,ブリッジという状態を定義しており,従来のMQTTのサブスクライバが,ブリッジに切り替わるという仕様となっている.これにより,メッセージが欠損することなく,すべてのサブスクライバへ送信できることが予想される.