1V-08
倍音の特徴を用いた音源分離手法における雑音抑制の検討
○川﨑優生奈,田村 仁(日本工大)
ある曲のデータから特定の楽器音や人間の声を分離することを音源分離と呼び、音源分離ではバンドを対象にした研究が多く行われている。そこで、木管アンサンブルに焦点を当てて1つの楽器を分離させることを目的とし、それぞれCycleGANと倍音の特徴を用いたスペクトログラムの画像処理を2手法提案した。スペクトログラムを1列ずつ取り出し微小時間での処理を取り入れたが、音楽データに混ざる雑音が目立ってしまう結果となった。そこで、本研究では音楽データの加工で発生する雑音抑制の手法を提案する。音楽データを画像にするのではなく、バイナリファイルにして情報の劣化を抑えられないか検討し、性能を確かめる。詳細は発表で述べる。