情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

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音色に着目した自然音の楽器分類評価システム
○王 昱寰,伊藤克亘(法大)
ここ数年、非楽器で音楽を演奏する映像が流行している。非楽器とは、ピアノ、ドラム、バイオリンなどの既存の楽器ではなく、グラス、しずく、動物の鳴き声などの自然音を楽器にすることである。従来、自然音の楽器が困難であるが、近年のAI技術の進展により、自然音の音色をAIで研究し、このような楽器を発見することが可能になった。具体的には、目標とする自然音と既存の楽器の音色の類似度を自動的に計算するAIが開発されている。本研究では、楽器音も自然音も含むデータセット「Audio Set」を用い、自然音の「楽器的」な特徴を抽出する。この特徴の距離を計算すると、目標の自然音は楽器としての価値があるか分かりやすくなる。